お酢の話

久しぶりに調味料のお話を書いてみます。

今日のテーマは「お酢」です。さわやかな酸味で料理にさっぱり感を与えてくれるお酢!私達がお弁当に使うタレ・ソースにも酢は欠かせません。そんな酢ですが結構、歴史的に古い調味料なんですよ!遡ると紀元前5000年頃の古い文章に干し葡萄などを使って酢を作っていた記述があるそうです。日本に酢が伝わって来たのは4~5世紀頃で万葉集といった和歌にも酢は登場します。高級な調味料として時代を越えて江戸時代になるとや~っと庶民の使えるものになったそうです。そして誕生した食べ物がアレです。江戸時代と言えば寿司ですね!

では、酢について更に詳しく!実は、お酢を作るのには、その前に「お酒」を作る必要があります。えっ酒と思いますよね。酒を作る流れとしては、米を蒸して麹を入れて、酵母を入れてアルコール発酵して酒になります。酢を作るには、ここに種酢というものを入れると表面に食酢菌膜が植えられ酢酸発酵が起こり酢が出来上がるということです。難しい・・・。というのが酢の作る方になるので、何を原料にしたお酒を使って酢を作るかによって様々な種類の酢が作れるんです。例えば、日本酒系なら米酢ですよね。ワインをつかったワインビネガーではイタリアのバルサミコ酢が有名です。また、アメリカではコーンやサトウキビから作るホワイトビネガーなどがあります。現在は、お酒つくりから行っている酢の製造業者さんは、ごくわずかで殆どがお酒を買ってそこから製造しているようです。コストの問題もあり、アルコールに穀類・果実で風味をつけて発酵させるコストが安い方法が主流のようですよ!

酢といえば、様々な効果がありますよね!有名なのは、抗菌効果でしょうか。その他にも血糖値の上昇を抑えてくれたり、疲れを回復させてくれたり、更にはダイエットにもいいとか・・・!この辺の知識は、別途お調べください。それと酢の取り過ぎには注意です。胃が荒れますのでほどほどに