日頃から精米をしていると糠(ぬか)が勿体無いな~と思ってしまいます。
当社でも昔は、「ばーばの糠漬け」といったメニューがあり、ベテランのスタッフさんが漬けてくださっていましたが、最近では行っていません。本当は、お弁当に手作りのぬか漬けをご提供できたらいいのですが、始めるとなるとお世話もあるので現状では難しいので、せめてブログで「ぬか漬け」について書かせていただきます。ぬか漬けを始めとする漬物は微生物による発酵で材料を美味しくしてくれます。しかもぬか漬けには乳酸菌も多く含まれていて健康にも良いんです。(食べすぎ=塩分の取りすぎは注意ですが・・・)
ぬか漬けは、ぬか床作りから始まります。糠に塩やダシ、唐辛子などを調合し、そこに最初は捨て野菜を入れます。この捨て野菜を何回か入れ替えていくと、野菜についた微生物が糠や野菜の栄養分をエサにして増殖します!塩は雑菌の増殖を抑え、また塩には負けづ増殖した乳酸菌が更に雑菌を押さえ込むといった複雑な作業をしてくれます。また、同時に酵母も育っていきます。毎日かき混ぜていくことで表面にいる酸素が好きな菌と下のほうにいる酸素が嫌いな菌のバランスを調整します。
こうして糠漬けの中では乳酸菌や酵母の働きで乳酸・アルコール・ビタミンなどが形成され、酸とアルコールが化合してエステルという物質になり、この物質が漬物の風味を出してくれるそうです!あの美味しさの元ですね!食べたくなってきました~。
簡単なやり方は、ネットでもたくさん掲載されていますので、是非トライしてみて下さい。