今回は、調味料「麹(こうじ)」のお話です。
麹といえば何を思い浮かべますか?私は、真っ先に日本酒です。麹の起源は酒造りともとても深い繋がりがあるそうです。酒造りの始まりはとても古く弥生時代に稲作と一緒にやってきたという説があります。当初は、炊いたお米を口に含んで噛み締めてそれを壷に吐き溜める「口噛み酒」だったそうです。このお酒・・・あの大ヒットアニメ映画(「君の名は」)を観た方は思い出すかもしれませんね。あの映画でも神社での奉納に使われていましたので、古代の稲作との繋がりは納得です。話は、戻りまして、それから、段々と炊いたお米に自然発生したカビ等を使った酒造りになっていったとのことらしいです。麹自体は大陸から伝わってきたものらしいのですが、日本酒作りで使われている麹菌は、元々国内にあった菌ではないかとも言われています。まだまだ解っていない謎はたくさんあるんですね。
以上のように麹といえば、お酒作りのイメージですが、日本の発酵食品(しょうゆ・味噌等 調味料)でも麹は、大活躍しています!
麹単体としては、近年、「塩麹」が調味料として有名になりました。当社のお弁当の日替わりメニューにも「塩麹」は度々登場します。麹は、肉や魚をやわらかくしてくれるのと同時にタンパク質を旨味成分に変えてくれるので、とっても良い調味料なんです!皆さんもいろいろ工夫して利用してみてください!